平成28年4月日録(上旬)

4月1日 金曜日

 曇り。風が強い一日だった。

 ビデオに録画しておいたNHKの「100分de名著」司馬遼太郎スペシャルを全4回見る。その前にテキストも全部読んで予習した。私にとってこういうのは、ちょっとした勉強した気分にさせてくれ、久しぶりに気持ちいい緊張感を感じさせてくれる。
 番組でも取り上げられている『この国のかたち』の1巻を読み終える。

 庭にある千重オオムラサキが昨日うっすらと蕾が紫色になっていたが、今日見たら昨年の秋に落葉して葉がなくなっていたところに、青葉が伸び始めていた。それも一晩で一気に伸びた。

 以前近所でガソリンスタンドをやっていた人がそれをやめて、スタンドを更地にして畑にしていた。しばらくは野菜や花を作っていたが、ここ数年何もせず荒れ放題になっていた。
 今年その土地の整地が行われ、地鎮祭が行われた。家が建つようだ。その整地された土地の隅に以前植えてあった水仙が残っていて咲いていた。
 ところがそれを掘り起こして持っていった奴がいて、無残に掘り起こされたまま捨てられているのが数本あった。荒々しく掘り返したようで、球根がいくつも割れていた。それが捨てられたままになっていたのだ。
 しかしよく見るとまともな奴もある。きっと掘り起こしたとき花が付いていなかったため、捨てられたのだろう。葉は元気である。そのままじゃダメになるか、家が建てば踏みつぶされる可能性がある。可哀想なので二つほど持ってきて、先日庭に植えた水仙の横に植えた。植え替えたうちの水仙同様、来年花を咲かせてくれればいいのだが。


4月2日 土曜日

 曇り。

 ここのところ天気がはっきりしない日が続く。陽射しが出てもすぐ曇ってしまう。
 それでもサクラは満開になっているというし、明日以降天気もはっきりしないというから、先日のリベンジというわけで、急遽錦糸公園へ花見に出かける。
 花見の前に腹ごしらえと思い、駅ビルの中にあるレストラン街の店に入ろうとメニューが置いてあるウインドウを眺めていた。その時いきなり十四、五人の男どもがやって来てわいわい言いながら、席の予約を先にしてしまった。
 店はそれほど広いわけでもない。お昼時で混んでもいたが、メニューを見ているときは、待っていれば次当たり大丈夫だろうと思っていたところに、先に予約されちゃったものだから、何だか無性に腹が立ってきてしまったのである。もちろんさっさと決めなかった私たちが鈍くさいのだが、このお昼時にいきなり十四、五人はないだろう、と思った。この団体のために、店は席を作るのに苦労している。店側の配慮としては出来れば一緒の席にと思っている。けれどそれぞれの席に違うお客が座っている以上、たとえ一つ席が空いても、十四、五人座れる席など他を待っていなければ作れない。だからお客が出ていって席が空いてもなかなか我々は入れない。彼らの席を確保されるまでお預け状態であった。
 出来れば店を変えたかったのだが、お昼時である。どこでも混んでいた。待っている人がたくさんいた。結局待っているしかなかった。
 やっと我々の席が出来て中に入れば、この団体がわいわいがやがややっているからうるさい。
 私の怒りはどんどん増幅していく。収まらない。とても食事をしている気持ちになれず、残して出てきてしまう。
 ある意味、私の怒りは不当であることはわかってはいる。順番だからたとえ十四、五人の団体がいればそれが先である。だけどもし私がこの団体ならこのお昼時いきなり団体で小さな店に入れば他のお客に迷惑を掛けるだろうから、予約をいれるか、少し時間をずらすなりすると思う。席を作ってくれるのに時間がかかるし、席が決まって料理の注文が一気に入るから、あとのお客は席にやっと着いても注文した料理が出てくるまでまた時間をかけることになる。店の従業員もてんてこ舞いだから、対応もおざなりになる。実際そうであった。

 歳をとれば本来穏やかになっていいはずなのだが、私はなかなかそうなれないところがある。また一度自分の中で怒りが発生すると、それを静めるのに時間がかかるようになってしまっている。性格もある。結構引きずる方なのである。なのでせっかく花見に来ても、怒りが収まらず、公園内を一回りして帰って来てしまった。カメラを持っていったが、一枚も写真を撮らなかった。

 夜花粉症がひどくなる。


4月3日 日曜日

 雨のち曇り。

 司馬遼太郎さんの『この国のかたち』の2巻を読み終える。
 続いてこのシリーズを読みたくなったので、これまで借りていた本とDVDを返却し、3巻以降全部借りてくる。
 今回中央図書館で借りたのだが、このシリーズは棚に並んでいない。別の書架で管理されていて、申し出て出してもらう。そのためか借りた本はこれまでと違いきれいな本であった。司馬遼太郎さんの本となれば借りる人は多いだろうから、出し入れが激しいだろうくらい想像がつく。実際このシリーズの1、2巻はかなり痛んでいた。スピンもだいぶ使われたから短くなってしまっていて、その役目を果たさなかった。今回はそういうことはさすがになかった。

 新しく朝日新聞に連載される『吾輩は猫である』の切り抜きを専用のスクラップノートに貼る。


4月4日 月曜日

 雨のち曇り。

 司馬遼太郎さんの『この国のかたち』の3巻を読み終える。

 もう少しでつつじが咲きそうだ。赤い蕾がかわいい。週末孫が来る予定だが、咲いている花を見せられればいいのだが。


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4月5日 火曜日

 雨のち曇り。

 とにかく天気が悪い日が続く。

 司馬遼太郎さんの『この国のかたち』の4巻を読み終える。

 私は今年の9月で60歳になる。今日国民年金保険料を8月までの分まとめて前納した。これで年金保険料はすべて納めたことになる。
 国民年金のことを勉強したことがあったが、ほとんど忘れてしまった。ただ私が大学生の時は、今みたいに強制加入となっていなかった。後に合算対象期間になっていたんじゃないかな。とにかく40年は納めていないが、それ近く納めてきた。仕事を辞める前は天引きで年金保険料を払っているという自覚はそれほどなかったが、離職後自分で納付することになってみると、わずか2年ちょっとだったが、納めるということを実感していたので、やっと終わったか、という気分である。しかし40年というのは長い。


4月6日 水曜日

 晴れ。

 久しぶりに晴れの一日だった。
 午前中私の実家に行って、君子蘭を一鉢持ってくる。実はこの君子蘭は義父が株分けしたやつをもらったものであった。ところが肝心の我が家にはその君子蘭が残っていなかった。義父が生きていた時はあったのだろうが、死後誰も管理するものがいなくなってしまったので、枯れたのか、処分したのか、とにかく一鉢もなくなってしまった。
 それで実家にあった一鉢を持って来たわけだ。里帰りである。君子蘭が好きというわけではないが、まあ実家に義父の残してきたものがあり、それを持ち帰りたいと言うことだけである。

 午後から毎月行っている病院へ行く。6月に大腸の内視鏡検査の予約を入れる。
 私が相変わらず早食いが治らないことで、妻から先生に相談した。私がいつも妻から口うるさく言われているのだが、長いことの会社勤めで身についてしまったものだから治らない。それで先生から注意してもらおうという魂胆である。
 もちろんきつく言われる。調剤薬局で薬剤師にも同じように言われた。彼はまだ理解があって、「長いこと会社勤めをしているとどうしてもそうなりますよね」とか「私も妻からそう言われます」とも言ってくれた。けれど「やはりそれは治した方がいいですよ」と「30回咬みましょう」とアドバイス。
 で、そのあといつものように昼食を取る。試しにゆっくり食べてみる。さすがに一口ずつ30回数える気にはならないが、意識してゆっくり食べてみる。
 そして夕食も同様にやってみた。そうしたらいつも出るゲップがでない。お腹も張らない。このため夜はなかなか寝付けないのだが、すぐ寝られたようだ。
 まだ2回しか試していないので、疑っているけれど、もしかしたらこれはいいのかもしれない、と思い始めた。明日から意識して食事をゆっくり取ることをしてみようと思っている。
 シマホでは赤土を買う。庭の土が雨で流れているところがあるので、そこに補填する予定だ。

 夕方、東京ガスから電気自由化による勧誘が電話である。ちょっと考えているので、話を聞くことにした。疑問点もいくつかあるので聞いてみようかと思っている。


4月7日 木曜日

 雨。

 今日は予想通り雨。花散らしの雨である。

 司馬遼太郎さんの『この国のかたち』の5巻を読み終える。


4月9日 土曜日

 晴れ。

 娘が中学時代の友人の出産祝いに駆けつけ、そのままこちらに泊まることとなった。


4月10日 日曜日

 晴れ。

 孫にポケットデジカメを渡し、自由に写真を撮らせた。いつも自分は被写体になっているから、たまにはこういうのも面白いんじゃないかな、と思ったのだ。こういうときデジカメというのはフィルムの枚数とか、現像とか心配しなくてもいいから、好き勝手にさせることが出来る。とにかく好きにシャッターを押せばいいと言うと、自分でお気に入りを見つけて撮っている。
 それをパソコンで見てみると、案外面白い写真が撮れていたりする。大人では考えないような写真を撮ったりする。
 今朝黄色いチューリップの花が咲いたのでそれを撮っていたし、自分の足元を撮ってみたり、道路にサクラの花びらが散って落ちているのを撮っていたりする。遊びであることは間違いないのだけれど、それでも大人にない発想みたいなものがあって、パソコンで撮った写真を見てみると驚いたりする。


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 それにしても子どもというのは物覚えが早いものだ。昨日OneDriveに写真をアップするに当たり、新しいフォルダーを作ったのだが、孫にそのフォルダー名を教えながら打たせると、すぐ覚える。
 最初は言われるままキーボードを打っているのだが、同じ操作だとわかると、教えている私の手を払いのけて、自分でやっていく。こうやって子供たちはどんどん新しいことを小さい時分から覚えていくのだろう。
 それに較べ、自分たちの物覚えの悪さを思うと、つくづく歳をとったことを感じてしまう。


4月11日 月曜日

 曇り後晴れ。

 昨日とうって変わって寒くなる。
 昨日から花粉症がひどくなってどうしようもなくなる。なので、今日は一日家にいる。赤いつつじが咲き始めた。今年は確かに花が多い。

 司馬遼太郎さんの『この国のかたち』の6巻を読み終える。これで全部このシリーズは読み終えた。


4月12日 火曜日

 晴れ。

 波多野聖さんの『本屋稼業』を読み終える。この本は紀伊国屋書店創業者田辺茂一を小説にしたものである。読んでて田辺茂一のことに興味を持つ。彼が書いた本が、彼について書かれた本など探してみる。
 こういうときネットというのは便利である。検索作業が楽だし、これはという本をその場で図書館で予約できる。2冊ほど探し出し、予約を入れた。


4月15日 金曜日

 晴れ。

 昨夜9時26分、熊本で震度7の大地震が起こった。甚大な被害が出ているようだ。一夜明けた今日、先日「ブラタモリ」でやっていた熊本城も石垣が崩れ、城の屋根瓦も崩れ落ちている。シャチホコも落ちたらしい。番組中で言っていたが熊本城は西南戦争で西郷軍の攻撃にも耐え、落とせなかった城であったが、自然災害にはさすがに耐えられなかった。地震は本当に恐ろしい。

 図書館に借りた本を返却するのと、予約した本3冊借りてくる。その後図書館の近くにあるコーナンでまた赤土を買う。店内に入ると東京消防庁の人が立っていて、「地震に備える」というパンフレットを配っていた。やはり熊本の地震を意識して配っているのだろう。

 今日は風が強かったので、庭に買ってきた土を補填するのは明日にする。

 山口瞳さんの『展覧会の絵』を読み終える。

 つつじが満開となった。千重オオムラサキも八分咲きというところか。


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by office_kmoto | 2016-04-16 06:25 | 日々を思う | Comments(0)

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