平成28年6月日録(上旬)

6月2日 木曜日

 晴れ。

 山口瞳さんの『私本歳時記』を読み終える。


6月3日 金曜日

 晴れ。

 ここのところ庭いじりに忙しい。サツキの花が終わり剪定をやっている。我が家には4本のサツキがあるのだが、そのうち1本は遅咲きで、今咲いている。なので、この木はまだ剪定できないが、他の3本は花も終わり、剪定が出来るようになった。それでせっせと枝切りをやっている。
 剪定にはちゃんとした方法があるようだが、そんなのいちいち気にしていたら時間ばかりかかってしまうので、私の場合、枝が重なっている部分を切ってしまう。要するに葉全体にうまく陽があたるようにしている。そうすると結構切れる。剪定が終わったサツキを見てみるとさっぱりした感じになる。
 あんまりごちゃごちゃしているのが好きでないので、これでいいんじゃないか、と満足する。
 朝顔も支柱を立てないといけないと思いつつ、サツキに時間がかかってしまいなかなかできない。シクラメンも種から芽を出し、少しずつ植え替えているのだが、これもまだ全部植え替えが終わっていない。
 我ながら結構マメだな、と思う。私は今忙しいのである。

 沢木耕太郎さんの『キャパの十字架』を読み終える。


6月6日 月曜日

 曇り。

 沢木耕太郎さんの『キャパへの追走』を読み終える。
 この2冊の沢木さんによるキャパの本を読んでいて、そういえばキャパの写真集を持っていたはずだと思い出すが、本棚をざっと眺めていても見つからない。やや、売りとばしちゃったかな、と思ったが、よく見てみると大きな本に隠れて見えなかっただけだった。良かった、あって・・・・。
 この本を買ったのは出版されてすぐだったはずだ。初版が1988年となっている。ということは28年近く経っていることになる。今キャパの自伝を読んでいるので、この後ゆっくりと眺めたい。
 それはそうとこの写真集今だと本体価格4,000円となっている。私が買ったのが2,800円だから、約1.4倍以上値段が上がっている。それだけ本が高くなったということなのか、それとも当時の価値が今に換算すると1.4倍と考えればいいのか微妙なところだが、4,000円には驚いてしまった。

 昨日から昔ねんざした足が痛み始める。この時期特有の痛みなのかもしれないが、昨日今日とシップをして、一日中家にいる。

 そうそう、昨日関東地方は梅雨に入ったそうで、平年より3日早いそうだ。

 都知事の会見を見る。この人本当に「下品な顔」になっている。


6月7日 火曜日

 曇り。昨日からどんよりした日が続く。

 ロバート・キャパの『ちょっとピンぼけ(新版)』を読み終え、その後『フォトグラフス―ロバート・キャパ写真集』をじっくり眺める。


6月9日 木曜日

 雨のち曇り。

 ここのところ足首に痛みを感じたり、雨だったり、今日みたいに腰が痛み出したりしているので、数日間散歩に出かけていない。
 せいぜい庭の手入れをするだけの日々が続いている。サツキの剪定をしたり、種から育ってきたシクラメンがだいぶ大きくなってきたので、選定のして植え替えをした。
 庭に片隅にクローバーみたいな雑草が、小さな花をさせているのがある。雑草だから摘み取ってしまえばいいのだろうけど、小さいながら花を咲かせているのでそのままにしておいた。


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 なんという雑草なんだろうと思い、ネットで「クローバーみたいでピンクの花を咲かせるもの」と入力して検索すると、ムラサキカタバミというらしいことがわかる。もちろん雑草である。だからこれは根こそぎ抜かないといけないとも書いてあるのもあった。私の場合それほど気になるわけでもないし、じゃまになるところに自生していないからそのままにしておく。

 沢木耕太郎さんのキャパについて書いた本を読んで、そしてキャパの写真集を見て、録画してあったイングリッド・バーグマンの「カサブランカ」を見た。やっぱりこの人本当にきれいな人だ。モノクロ画面でもその美しさが映える。

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 当時はモノクロだし、映画のセットもちゃっちいから、映画の善し悪しは、出演している俳優、女優で決まってしまうところが大きいような気がした。だからこの映画はひとえにイングリッド・バーグマンの美しさで名画になったのではないか。
 警察署長のルノーがイングリッド・バーグマンが演じるイルザのことを「カサブランカが迎えた最高の美女ですよ」というのは本当にそうだ。
 イングリッド・バーグマンはキャパと結婚したかったらしいが、キャパの方が躊躇したという。こんな美女に惚れられているのにバカじゃないか、と思ってしまう。

 午前中は雨も午後にはやんだが、今ひとつ天気がはっきりしない。『趣味の園芸:作業12か月』のサツキを読んで、今月することを確認する。肥料をあげなければいけない。花が終わった後にあげる肥料のことを“礼肥(れいごえ)”というのだとを知る。花を咲かせてくれたお礼にということだろうか。明日は久々に天気になるという。礼肥をサツキにあげよう。出来れば消毒もしておこうか、と思う。


6月10日 金曜日

 晴れ。久しぶりに晴れたが暑かった。東京地方の今日の最高気温28.8度だったという。

 昨日やろうと思っていたサツキの消毒を行う。本当は肥料もやりたかったのだが、時間がなくなったのと、疲れてしまったので明日にまわす。
 消毒だけならそれほど時間はかからない。その後庭の草取り、不要な苔を取り除くなどして、気がつけば帽子に汗がにじんでいた。
 庭に這いつくばるときは、この時期、蚊取り線香が必需品となる。これがないとヤブ蚊に刺され、後でひどいことになる。蚊に刺されたらムヒである。これもこの時期必需品だ。
 ところで金鳥の蚊取り線香はすごいと感心している。去年はトップバリューの蚊取り線香を使っていたのだが、これあまり効き目がなかった。いやまったく効かなかった。焚いても頻繁に蚊に刺された。しかし今年は蚊取り線香のブランドである金鳥の蚊取り線香を使うようになって、さすが「日本の夏、金鳥」だと感心している。効き目が断然違う。蚊が寄りつかない。やっぱりまがい物は駄目ですな。

 庭の整地をやってきたことは何度も書いた。それで終わったと思っていたが、昨日みたいに雨が降っている庭を眺めると、水たまりが出来ているところがまだある。確かめていると、確かに窪んでいる。これが気になって仕方がない。どうっていうことないと思えば思えるのだろうけど、ここまで整地にこだわり、土をホームセンターまで買いに走り、「これでよし!」と終えたつもりだっただけに、いつまでも気になるのである。
 結局今日もホームセンターまで自転車を走らせ、14リットル入りの赤土を二袋買ってきた。明日そこを整地する予定。やる以上完璧を期したい。

 ということで午後は疲れてしまい、汗もかいたし、暑くもなったので、扇風機を出した。
 ここのところ午後になると、仏間の畳に寝そべって本を読んでいる。晴れている時は窓を大きく開けて(もちろん網戸はしてある)、外の空気を入れている。
 畳のひんやりした感じも気持ちいい。私はあまり冷房が好きじゃないので、こうしてひんやりした畳に寝転び、外の風と扇風機から来る風で涼をとれるこの時期が最高に好きである。思わず「日本っていいなあ」と言いたくなってしまう。
 あまりに気持ちよくなり、ついうとうとしてしまう。

 山口瞳さんの『私の根本思想』を読み終える。


6月11日 土曜日

 晴れ。

 庭の窪みが気になるので、土を入れてまた整地する。
 サツキに礼肥を施す。
 朝顔の摘心をする。
 インパチェンスを植え替える。
 庭、玄関先を掃く。

 と朝から庭に出てこんなことをやっていたら、午前中一杯かかってしまった。なにも慌ててやることもないのだが、気になるとついついやってしまう。
 庭に関してやるべきことはやったので、これ以上大がかりことはしなくて済むと思う。
 観音竹の花が咲きそうだ。これ20年から30年に一度花が咲く、と去年花が咲いたとき調べて知ったが、今年も花を付けている。どういうことだ?まさしく狂い咲きか?
 
 山口瞳さんの『梔子(くちなし)の花』を読み終える。


6月13日 月曜日

 一日中雨であった。そのため色川武大さんの『ばれてもともと』を手にして読み終える。

 結構雨が降ったが、関東の水瓶地域には雨はそれほど降らなかったらしい。水不足が心配されている。


6月15日 水曜日

 曇り。

 やっと舛添東京都知事辞める。この人の話のロジックは一般の人とは根本的に違う。世間ではおかしく思えるところが、この人の中では道理が通っている。確かに問題はないし、違法性もないのかもしれないが、だからそれでいいということにはならない。けじめがつかないところに不信感があることがわかっていない。線引きが曖昧なところを、この人はなんでも政治資金でくくってしまったが、普通、人はそれを自腹でする。自腹ですることで、醜さから逃れられる。
 それとこの人はやはりマスコミの人だった。テレビという虚像の中で丁々発止、ひたすら言葉を尽くすことで自己の存在をアピールしてきた。受けのいいことばかり言ってきた。そうすることで生きのびてきた人のように思われる。しかしその実像が世間の目の晒されると、今度は自分がそれまで言ってきた言葉にしっぺ返しされてしまった。
 実像が一端破綻すると、いくら言葉を発しても、言い訳がましく写ることをわかっていない。言葉を発することがこれまでやって来たこの人のやり方だったから、そうせざる得なかったのだろう。そして自分が人を批判するテクニックは持っていても、自分が批判されることに慣れていない。だから不必要な言葉が出てくる。これがまた自分に降りかかってくる。こうなるとこういう人はダメだ。

 色川武大さんの『離婚』を読み終える。
by office_kmoto | 2016-06-16 06:52 | 本を思う | Comments(0)

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