平成28年12月日録(上旬)
2016年 12月 16日
雨のち晴れ。のち曇り。
今日の朝日新聞の朝日川柳に、
「醒めました五輪やめたい人多し」というのがあり、そうだよな、と思う。まったく湯水のように金を使う競技施設の話ばかり。小池知事は「都民ファースト」と言い、「アスリートファースト」と言うが、ファーストが二つはあり得ない。いったいどっちなんだ。
それぞれの競技団体はアスリートにレガシーとなる競技場で競技をさせたい、と言う。だったらお前らが造れよと言いたくなる。金も払わず夢や希望ばかり言っているだけ。ホンといっそうのこと止めちゃったら、と言いたくなる。
雨があがって、庭には隣の雑木林から落ち葉が落ちてくる。秋になり冬間近になると、様々な葉っぱが落ちてくる。我が家の千重オオムラサキと百日紅、それに今年植えた梅が落葉している。
このブログの管理画面がログアウトしたのに、ログアウトされていない。サポートセンターメールして対処方法を教えてもらう。どうやらInternet ExplorerのCookie情報が完全に削除されていない可能性があるらしく、それを削除したら直った。
Cookieを削除したら、管理画面が旧管理画面に戻る。新管理画面になってからこちらを使うようになったのだが、ちっとも使い勝手がよくなかった。古い方が簡単でわかりやすかったので、これはいいや、ということで旧画面を使うことにする。もともと使い馴れている。新管理画面は機能性を高めたというが便利だと思ったこともなかった。
旧管理画面はもうサポートが終わっていても、使えるようなのでこれからはこちらを使う。何でも新しいものがいいわけじゃない。
よくバージョンアップを勧めるけど、機能にそれほど変わりがないことが多い。変にバージョンアップして困った事がよくある。今回も同様だ。
弟の妻の父親が脳溢血で亡くなった。
12月2日 金曜日
晴れ。
東大島図書館に本を返却しに行く。行ったら図書館は休館で慌てる。幸い返却ポストがあったので、そこに入れておく。そのまま自転車で江戸川区の中央図書館へ向かう。いろいろ見てみたい本があったのだ。その中から7冊借りてきた。
小針美男さんの『東京文学画帖』を読む。
12月3日 土曜日
晴れ。
一つの死に方として思う。故人はわがままで、飲まなければならない薬も飲まないし、一方で酒ばかり飲んでいた。脳溢血で倒れても仕方がないと家族も思う。「どうしようもない親父だった」と笑って話せる。
残された家族に悲しみだけを残していく死に方もあれば、このように悲しいけれど、一方で諦めもついて、笑えて会葬者と話せる死に方もあることを知った。そしてこういう死に方っていいなあと思った。
もちろん大切な人を失った悲しみはあるだろう。あるいは我々にそれを見せない気丈夫さからそういう態度を取っていたのかも知れない。でも今日の通夜で親族たちが故人のことを話しているのを聞いていると、故人は我々の悲しみを軽減させる生き方をしていたのではないか、と思ったし、それはそれで故人の人徳と言っていいような気がしたのである。
だから、家族の言うことも聞かない、わがままな生き方で死ねばいいのかもしれない、なんて、思ったりした。
できれば残された家族の悲しみだけを残して死にたくはない。
「ま、しょうがないよ」って思ってくれる方が故人としてはうれしかったのではないか、そんなことを感じた通夜であった。
12月4日 日曜日
晴れ。
告別式へ出席する。
12月5日 月曜日
晴れ。
がんセンターへ行く。
小針美男さんの『東京つれづれ画帖』を読む。
12月6日 火曜日
晴れ。
庭に落ちている落葉を掃く。
三日続けて出かけているので今日は一日休養する。
いせひでこさんの『ルリユールおじさん』を読む。児童書を手にするのは本当に久しぶりだ。美しい絵本だ。
12月7日 水曜日
晴れ。
F大使館、F航空へ相談に行く。麻布十番、赤坂見附と慣れないところを行くと、どこをどう行っていいのか、道に迷う。しかしスマホは便利で、目的地を指定して、画面の地図で現在地が示され、どこを歩いているかわかるから安心だ。気がつけば目的地の前にいた。
用を済ませ、乗換地の青山一丁目で、久しぶりに直久のラーメンを食べる。昔から色の濃いスープが好きなのだ。
ところで店に入ったのがお昼頃だったので、店内は満席であった。幸い私は二人掛けのテーブルが空いたのでそこに坐ることができたが、外では席が空くのを待っている人が並んでいた。そして一人店から出れば一人呼ばれ、相席となる。そんな中、何人もの女性が一人で店に入ってくる。昼の食事をラーメン屋で一人女性が相席の席に座るのを何人も見た。
別にラーメン屋に女性一人で入っちゃいけない、ということはないが、どこか寂しい感じがしてしまう。それも結構次から次へと一人のOLが席に着くので、ちょっと驚いてしまった。
12月8日 木曜日
晴れ。
ここのところ出かけてばかりいるので、ゆっくり休む。久しぶりに役所に提出する書類をパソコンで作成する。
今日も庭の落葉を掃く。
桜木紫乃さんの『ホテルローヤル』を読み終える。
実家にある藤の葉がだいぶ落ちて、種であるさやが出来ている。ふとこれを採って植えれば藤が芽を出すかもしれない、と思った。
この藤は母が植木市で買ってきたものが大きくなったものである。出来ればこれを我が家の庭にも欲しい、とかねがね思っていた。
ところが種を植えて花が咲くのに20年かかるとネットに書いてある。これがダメだ。20年も生きていられない。
12月9日 金曜日
晴れ。
川本三郎さんの『東京つれづれ草』を読み終える。
12月10日 土曜日
昨日、今日と風が強く、庭中隣の雑木林から落ち葉が散っている。今日も風が強いので、風がおさまってから庭を掃いた方が効率的なのだろうが、どうもだめで、気になって仕方がない。それで朝から庭掃除をする。
百日紅は完全に葉を落とした。百日紅は葉を出すのは遅いし、葉が散るのは早い。なんかマイペースを守っている感じがしてしまう。梅もほとんど葉を落としていた。
庭掃除をしていて気づいたのだが、この春、拾ってきた(捨てられていた)水仙が芽を出していた。去年買って花が終わった後植え替えた水仙の方はまだ芽が出ていない。ちゃんと出るだろうか?
今年はこの他にユリと彼岸花の球根を庭の片隅に植えているが、ユリはだいぶ芽が大きくなってきているし、彼岸花は葉をすくっと伸ばしている。
シンビジュームの花芽はだいぶ大きくなってきているし、シャコバサボテンの花芽も成長していた。
部屋に掃除機をかける。
その後また川本さんのエッセイを読み始めた。
4時過ぎに風呂に入る。今日は土曜日。夕方からテレビを見るのが続くので、風呂上がりからテレビ三昧の予定。毎週土曜日はこうなる。
12月11日 日曜日
晴れ。
川本三さんの『東京おもひで草』を読み終える。
今年ほど有名人、芸能人の不倫で騒いだ年はなかったのではないか。流行語大賞の候補に“ゲス不倫”なんている言葉がノミネートされる。まああの男ほど「名は体を著す」を地でいった男かもしれない。
今日も我々夫婦が毎朝見ているモーニングショーの新人アナウンサーが、妻のいる同僚アナウンサーと不倫して、謹慎していると話題になっていると妻が騒いでいた。妻はこの新人女性アナウンサーが初々しく、頑張っているのを好感を持っていた。
妻はこの話題でさんざん騒いだ揚げ句、「人って、わからないものね」とひとこと言って、この話題を切り上げていく。
いずれにしても誰だって一つや二つスネに傷を持っているものと思っているが、まあ他人のスネの傷は楽しいらしい。
12月12日 月曜日
晴れ。
築地のがんセンターで診察を受けるため、午前中が潰れる。もちろん付き添いで行った。それと主治医に相談することもあったので、付きあうことになった。
その後赤坂見附のF航空へ行き、航空券を予約し、青山一丁目の地下鉄に繋がる地下街で食事をする。
その後新宿に出て、九段下まで戻る。九段下の関東信越厚生局の麻薬取締部へ許可申請を出した。さすが麻薬取締というだけあって、簡単に受付に入れない。インターフォンを通して、ここへ来た理由を言ってから、ドアを開けてもらい、指定された部屋に入る。
そこから後神保町まで歩いた。先日もここに来ている。欲しい本があるとは思えなかったが、ここまで来れば神保町へ行かないわけにはいかない。でもやっぱり欲しい本はなかった。
とにかく疲れた。こうあっちこっち行ったり来たり、地下鉄をいくつも乗換え、やっと家に帰ったらヘトヘトであった。やっぱり歳だな、と思う。それと普段出かけないのも大きいかもしれない。
12月13日 火曜日
曇り。
岩阪恵子さんの『掘るひと』を読み終える。
12月14日 水曜日
雨のち曇り。
ここのところ出かける用が多くて、気がつけば図書館で借りてきた本の返却日が迫っていた。まさかこんなに立て続けに用事が入るとは、普段の生活から考えてもいなかった。しかもよりによって多くの本を借りてしまっていた。それに慣れない用事と出かけることでの疲れがさらに本を読むことを出来なくさせる。
考えてみたら年末掃除を何もしていない。とりあえず伸びた髪を切りに床屋に行く。
残っていた川本三郎さんの『東京抒情』を読み終える。
12月15日
曇りのち晴。
明日図書館へ本を返却する。だから読み終えた本のことをせっせとパソコンに一日中打ち込む。何とか間に合った。